円高や食生活の変化で油脂業界の競争が厳しくなっていた平成4年、仕事の仕方を見直し、
設備や働く環境を改善して会社の体質を強化しようと、全社的な取り組みとして始まったのが
「いきいき改善運動」(BKK=ボーソー改善活動)である。
活動の目的は、1.他社に負けない品質と低コストの達成、
2.安全と働きがいのある職場づくり、
3.人と組織を活性化し、人材の育成をはかる、
4.食品工場としてふさわしい会社にする、の4点。
これを実現すべく、以下の8項目が重点項目に設定され、具体的な目標値と達成までのプラン・スケジュールが定められた。
- 1.生産設備の故障の低減
- 2.クレームゼロをめざす
- 3.生産性の向上
- 4.変動加工費の削減
- 5.人的災害の撲滅
- 6.事務部門の簡素化
- 7.事務所のスペースづくり
- 8.人材の育成
各部一丸となっての取り組みの結果、平成7年までの3年間で生産設備の故障の大幅な低減、生産性のアップなど、ほぼ当初の目標をクリアする成果が得られた。
特に大きく変わったのが、働く環境の整備状況。全員で壁や天井を塗り替えたり、床タイルを貼り替えたり、自分の回りのスペースを整理整頓したことで働きやすくなったと同時に会社に対する愛着も一層増し、環境をきれいに保とうという意識も生まれてきた。さらに、社員の中にやればできるという自信やよりよくする(なる)ための改善提案をしたいという意欲も生まれてきて、目標達成以上の成果を得ることができた。通常の仕事をしながら改善に取り組まねばならないという厳しい条件の中で社員のモチベーションが目標値達成のためにいかに大切かが証明された活動であった。
この活動は、月1回のペースで各項目に対してチェック・点検を行うという「維持管理活動」として、現在も継続している。 |