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企業努力が認められ「食品産業CO2削減大賞農林水産大臣賞」を受賞

26.4%のCO2削減に成功!「食品産業CO2削減大賞農林水産大臣賞」を受賞


 「食品産業CO2削減大賞、農林水産大臣賞」を受賞農林水産省の補助事業である「食品産業CO2削減促進対策事業」において、実効性の高い優秀な取り組みを行った企業に与えられる「食品産業CO2削減大賞」受賞企業が、一月下旬に発表されました。応募総数92件中、13企業の受賞が決定しましたが、このうちボーソー油脂株式会社は、最高評価に当たる「農林水産大臣賞」に選ばれました。

CO2に代表される温室効果ガスがもたらす地球温暖化問題は、いまや世界共通の課題。鳩山総理大臣の国連気候変動サミットにおけるCO2 25%削減公約(2020年までに、1990年比)は、記憶に新しいところです。この事業は、食品産業においてもCO2削減取り組みを促進させるために、削減努力を行って実績を上げている企業を表彰することでさらなるモチベーションアップと優良事例の普及を図ろうという目的で開始されました。専門家からなる審査会が、「削減効果」「費用対効果」「汎用・波及性」「先進・独自性」などの評価基準に照らし、第一次、第二次審査を経て、優秀企業を選定します。平成21年度は、「農林水産大臣賞」1件(当社)、「農林水産省総合食糧局長賞」3件、「優良賞」9件が選ばれました。


「農林水産大臣賞」を獲得した当社の取り組みは、「植物油脂の精製過程で副生する油脂類のA重油代替バイオマス燃料化によるCO2発生量の削減」。米ぬかを原料としている当社の主力商品の米油については、精製過程で直接米油になるもの以外に多くの油脂類が副生します。これらはせっけんや機能性素材やワックスなどの製品に利用されるものもありますが、廃油として処分されていたものも多々ありました。2004年頃から取組みをスタートし、これら廃油の再利用を追求してきた結果、ボイラー用の燃料として(A重油の代替)用いることに成功。生物由来の資源(バイオマス)であるため、CO2を発生させない燃料として産業廃棄物削減だけでなくCO2発生の削減にも大きく寄与することができました。具体的には4年間の取り組みで、これまで使用していたA重油を年平均710キロリットル削減、CO2排出量については年平均で1,948t(削減率26.4%)を達成いたしました。


貴重な国産資源である米ぬかを余すところなく高度に有効活用しようという、製品でも企業活動でもエコを重視するボーソー油脂ならではの実績がまたひとつ積み重ねられた結果の受賞だと、社員一同、大いに自負しています。


表彰式は来る2月5日(金)13:00よりコクヨホールにて開催される予定で、垂水社長、小野専務(船橋工場長)らが出席の予定です。



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