ALL about 米油

HOME > ALL about 米油 > 米油のできるまで

米油のできるまで

米油ができるまで

  米油の原料は、玄米を精米する時に発生する米糠(こめぬか)です。日本は、油脂原料の90%以上を輸入に頼っていますが、その中で、米油の原料である米糠は、貴重な国産植物油原料なのです。米油をつくるには、大きく分けて「抽出」と「精製」という2つの工程を経ます。まず、日本各地で発生する米糠は、グループ会社であるムサシ油脂(株)などの原油抽出工場に運ばれ、ここで米糠から油を「抽出」して「米原油」を得ます。次に、得られた「米原油」は、ボーソー油脂(株)船橋工場に運ばれ、食用まで「精製」します。船橋工場は、ISO9001の登録を受けており、各工程は厳密に管理されています。

 また、品質のよい、おいしい油であるためには、高度の、厳しい精製技術によって生まれた油でなければなりません。ボーソー油脂は創立以来、米油の特質を生かしたおいしい食用油をつくるために、日夜、研究と改革を重ねてきました。そしていまでは、革新的な設備と、ほかではまねのできない独持の技術によって、お米の持つ”うまみ”の風味を残し、安定性の高い、しかも、安心して召しあがっていただける品質の良いの食用油をつくることに成功しました。表はボーソーこめ油の規格表ですが、酸価・色・冷却試験など食用油にとって大切な規格に対し、私たちは自分自身にできる限りの厳しい規準を課して、細心の注意をはらっています。

抽出工程 (米糠から米原油ができるまで)

@原料サイロ
原料サイロ米油は、玄米を精米したときに発生する新鮮な胚芽と米糠を原料としています。さまざまな精米所で日々発生する米糠を集荷して、一旦原料サイロにて貯蓄します。
A選別
選別機集められた米糠に混入しているゴミなどの不純物などを除去します。
Bクッキング
クッカー米糠を熱処理し、油を抽出し易くします。
C水分調整
ドライヤー水分を調整し、抽出の効率を良くさせます。
D抽出
抽出機米糠には約20%の油分が含まれています。抽出機と呼ばれる装置で溶剤を使って油を抽出します。
Eミセラ
ミセラタンク
抽出した油と溶剤が混ざった状態を「ミセラ」と呼んでいます。
F脱溶剤
溶剤蒸発器
ミセラ中の溶剤のみ取り除きます。
G米原油
こめ原油
米原油が得られます。原油には、まだ不純物が多く含まれています。
H精製工場へ運搬
原油タンク
タンクローリーにて精製工場の船橋工場に運搬されます。
 
 
I脱溶剤
脱溶剤機
脱脂糠中に含まれる溶剤を、完全に取り除きます。
J冷却
ミールクーラー
溶剤の取れた脱脂糠を冷却します。
K脱脂糠
原料サイロ

精製工程 (米原油から食用こめ油ができるまで)

@原油タンク
原油タンク米原油は一旦原油タンクに貯蓄されます。
A脱酸
脱酸原油に含まれている遊離脂肪酸をアルカリ(苛性ソーダ)を加えてケン化した後、遠心分離機で取り除きます
B水洗
水洗脱酸油に温水を加えて、脱酸で取りきれなかった石ケン分を遠心分離器で取り除きます。
C脱ロウ・ウィンター
冷却塔油を強制的に冷却し、冬場の固まりやすい成分(固体脂やロウ分)を結晶化させます。
D濾過
濾過機結晶化した固体脂やロウ分を濾過して除去することにより、低温でも濁りや曇りのない透明な油となります。
E脱色
脱色油に活性白土を加えて色素成分を吸着させて取り除くことより、色調の良い油となります。
F脱臭
濾過機油に溶けている微量有臭成分を、高圧水蒸気で高温にし、真空下で水蒸気と共に蒸留除去させます。

これで、精製工程は終了です。食用こめ油の完成です。
G製品タンク
濾過機 食用こめ油は、製品タンクにて保管されます。
H充填・出荷
濾過機精製した食用こめ油は十分な品質検査を受けた後、ローリー車、又は斗缶やペットボトルに充填して出荷されます。

こうして様々な工程を経てつくられる米油も、実は米糠の徹底活用の“環”から見ると一部にすぎません。米油の製造工程からは、副産物として様々なものが生まれてきます。脱脂糠、脂肪酸、ワックス、石けん、マーガリン、化粧品など。ボーソー油脂は、企業コンセプトである「RICE spirit」に基づき、あくまで米という貴重な資源を徹底利用して日々の暮らしに役立つ商品に仕立てることが、使命だと考えています。

米油ができるまで