トップメッセージ

大切なのは
RICE spirit人力(じんりょく)
サステナブルな発展を目指す

国産資源「米ぬか」の徹底活用と集う仲間のやりがいの追求

代表取締役社長 
金子俊之

私たちボーソー油脂は1947年の創業以来、日本人の主食「お米」の恵みである「米ぬか」から、主に食品用途の「米油」、肥料・飼料用の脱脂米ぬか、お米に由来する脂肪酸や様々な有用成分、それらの加工品など、安全・安心で高品質な製品の提供を通して、お客様の健康で豊かな暮らしの実現をサポートして参りました。
私たちは企業コンセプトとして「RICE spirit」を掲げ、豊かな暮らし(Richness)を提供すべく、たゆみない新機軸(Innovation)の追求とその実現に向けた挑戦(Challenge)に、「米ぬか」という資源を徹底活用するエコ(Ecology)の視点で取組んでいます。 貴重な国産原料である「米ぬか」の有効活用という企業使命を、その企業活動に関わる仲間一人一人の成長を通してサステナブルに果たすことが、私たちの目指すところです。

その実現を強力に進めるべく、2020年7月には、食品メーカーとして日本一の穀物取扱量を誇り「穀物ソリューション・カンパニー」を標榜する昭和産業グループに仲間入りしました。
グループ経営理念である「人々の健康で豊かな食生活に貢献する」は、私たちが理念としてきた「健康的で豊かな暮らしの実現のお手伝いをする」と合致しており、昭和産業グループの総合力を背景として私たちボーソー油脂ならびに関係各社のさらなる発展を目指します。

ボーソー油脂は連結子会社5社と併せて、搾油・抽出・精製・容器充填などを担う工場、米ぬか集荷などを担う倉庫、および事務所など、関東を中心として国内に11拠点を有しています。
特に「米油」は健康イメージの認識拡大から近年関心が高まっており、市場規模は家庭用製品において2015年以降2021年まで前年比110~120%で伸長しています。さらに、「米ぬか」からは、脱脂米ぬか、脂肪酸、ワックス、石けん、γ-オリザノールやセラミドなどの機能性成分、それらを利用した化粧品や化成品などが産み出されており、その活用の可能性は無限大です。

ボーソー油脂ならびに関係各社では、「米ぬか」の恵みであるボーソー「米油」の伝統を引継ぐ価値観および穀物ソリューションの大局観を共有しながら、安全・安心で高品質な製品を安定かつ適正コストで生産して皆様に提供しております。そのためには、伝統ある生産設備の健全性の維持はさることながら、さらなる品質と生産性を追求するたゆみない取組みが不可欠です。
私たちは、「RICE spirit」に磨きをかけるべく、従業員一人一人が自分の役割の専門家を目指すと同時に複数の役割を柔軟にこなせる多能化を目指しています。個人の能力、経験を高めると共に、個人の特性に応じて多様な働き方ができる職場環境を実現して参ります。

企業は人力(じんりょく)で成り立ちます。貴重な国産資源である「米ぬか」の徹底活用という使命を果たすため、私たちは一人一人の能力と経験を高めて働き甲斐を追求することで、伝統を引継ぎながらも時代の変化に変幻自在に対応して、皆様のお役に立つ企業としてサステナブルな社会の実現に貢献して参ります。

私たちの「RICE」な取組みに叱咤激励頂ければ幸いです。