以前からわが家では、毎日ご飯を炊く時に、ボーソー油脂の米油を入れていました。 お米に米油を少量回しかけると、とてもおいしく炊きあがるのです。そんな私が就職先を探していた時に、ボーソー油脂の求人が目に留まりました。
以前から、製品として形になる製造の仕事に携わりたいと思っており、愛用している製品の会社でもあるボーソー油脂の求人募集に応募することにしました。また福利厚生が充実している会社であることも魅力でした。
面接ではとてもアットホームな雰囲気で接していただき、入社したい気持ちや仕事への意気込みを緊張することなく話すことができたと思います。
入社することになったものの、私は異業種からの転職で、慣れない機械操作に不安がありました。 しかし、最初の半年間、先輩が1対1で教えてくださる研修制度があり、基礎から知識を身につけることができました。しっかりと教えていただいてから独り立ちするので、未経験でも安心して挑戦できる体制です。
私が担当しているのは、米油の精製過程における冷却・濾過工程です。一旦、加熱した原料油を長時間かけて冷却し、巨大なフィルターで濾過することによって、油の中の濁り成分を取り除くという工程で、高品質な油を生産する上で欠かせない作業です。工程内での処理量は私の判断に委ねられており、前後の工程と連携して目標の処理量を達成した時は嬉しい気持ちになります。
担当する仕事において、作業や確認のミスは、最悪の場合、工場停止や重大な事故につながることもあり、責任感が求められます。私はミスをしないように、マニュアルを確認しながら仕事を進めるよう心がけています。
社内にもしっかりしたマニュアルがありますが、ミスをより防ぐために私は自分専用のマニュアルを別に作成し、最初の頃は機械の位置や開け閉めの具合など、繊細な部分も細かく記入していました。 頻度は少ないですが、まれに機械のトラブルが起こる場合があります。一次対応は自分で行いますが、それでも解決できない場合や不安な時は、ほかの現場の先輩方に確認し、指示を仰ぎます。これまで私が遭遇した一番大きな機械の不調の際は、工程を止めて、ポンプの交換作業が必要でした。対応するのは大変でしたが、達成感や終わった時の開放感は、何物にも代えがたいものでした。
仕事を通して、製品が形として生み出されるのは、とても嬉しいものです。点検の時に油がきれいになっているところや、製品が出荷されているところを見ると、この仕事に対する大きなやりがいを感じます。
私が担当する冷却・濾過の機械は24時間稼働しているので、同じ工程の担当者と3交替制で勤務しています。 1勤務が7時25分~15時、2勤務が15時~22時、3勤務が22時~翌朝7時半という時間帯で勤務し、ローテーションは6日勤務して2日休むという形です。以前の仕事に比べて1日の勤務時間は短くなり、家庭で過ごす時間が増えました。家事をする時間や子どもと遊ぶ時間も増えて、余裕ができたと感じます。
他の担当者と調整しながら有給休も柔軟にとることもできますし、4ヶ月に1度、3連休になるようシフトを組んで頂けます。また、社員食堂では、1食230円と安価で食事ができますし、夜の勤務の際には食堂が閉まっていますが、カップ麺の無料支給があり、それも楽しみのひとつになっています。「従業員を大切にしてくれている会社だな」と感じることが多く、職場環境の満足度は高いです。
※3交替制勤務の1勤務の場合