就職を考えた時に、「油」に関する企業に興味を持ちました。大学で研究していた有機化学と近い内容の業務であると考えたからです。また、私は食べることが好きなので、食品業界にも興味がありました。「油」そして「食品」に関わる業界ということで、製油業界を中心に就職活動を行っていたところ、ボーソー油脂と出会いました。
当社を志望した理由のひとつには、会社の所在地が実家に近く、親しみを感じたことがありました。そして最も大きな理由は、面接の際に社員の方がとても話しやすいと感じたことでした。 自分の話を聞いてくださる会社の方たちの雰囲気に、「この会社なら自分の意見を言えそうだな」と思いました。
入社後は、開発部配属となり、「ライスワックス」の開発を行うことになりました。 ライスワックスは、例えばプリンターのトナーやろうそく、化粧品などにも使われている原料です。 ボーソー油脂では、ライスワックスを、米油を作る際に発生する副産物から製造しており、植物由来であることが特徴です。副産物を活用するという意味で資源の有効活用ができ、サスティナブルな社会への貢献にもなっていると思います。また、米由来のライスワックスは、精度の高い「きれい」な製品で、製造には高い技術が必要です。そういったなかでボーソー油脂は国内シェア約6割を誇ります。
そのようなワックス事業に入社以来携わり、ライスワックスの既存品の改良や付加価値化を主な業務として行ってきました。その後、生産技術の業務も加わり、開発から生産まで一貫して考えることになり、最初は大変でしたが、勉強して仕組みを理解できるようになってからは、スムーズに仕事を進められるようになりました。現在は、ひとつのテーマを持って実験に取り組んでおり、仕事の達成感を味わう機会も増えています。
ボーソー油脂には、入社前の面接で思った通り、新人でも意見を言いやすい雰囲気があります。 私自身、入社1~2年目のころに、実験室のルール作りなどの改善活動で提案をしたこともあります。 また、仕事上での挑戦は何回でもさせてもらえますし、先輩方のサポートを受けることもできます。 入社3~4年目には、プロセスの改良に携わり、いくつかのアイデアを提案したところ、先輩方の温かい支援で、一つひとつ試してみることもできました。やる気があれば、自身が成長するタイミングはたくさんあると感じています。
仕事は1人ではできません。多くの人と関わりながら、調整したり、協力したりしながら進めることが必要です。いかに協力してもらうか、逆に協力できるかを考えることも、社会人として必要なスキルなのかもしれません。そういうことも含めて成長し、社会とつながり自己実現をしていくことが大切だと考えます。
私が就職活動をしていた際、「研究開発の仕事は大学院を卒業した人が携わる職種だから、学部卒の自分はそれ以外の職種を志望したほうがいいだろう」と、勝手に自分にレッテルを貼っていました。しかしながら、入社後に配属されたのは、予想もしなかった開発部でした。 自分が開発職に就くとは思っていなかったため、大変驚きました。これから就職活動をされる方は、最初から「これはできないだろう」と決めつけず、自分のやりたいことに向かって進んで頂ければと思います。
ボーソー油脂に入社して思うのは、「ライフワークバランスがちょうどいい会社だな」ということです。有給休暇を取りやすく、JR船橋駅を最寄り駅とするため、都心へのアクセスも良く、仕事もプライベートも充実させることができる環境があります。このような環境で、皆さんと一緒に仕事ができること楽しみにしています。