大学では食品科学を専攻していたため、その知識を活かせる食品業界を中心に就職活動を進めていました。
いくつかの会社説明会などに参加するうち、原料会社に魅力を感じるようになりました。原料はブランドとして表には出ませんが、いろいろな製品に配合されるので、可能性の拡がりを感じました。
職種は、当初から営業職を希望していました。これは、人と接することが好きで、人と関わる仕事がしたいと思ったからです。また、製品になったものを販売する一般消費者向けのBtoCよりも、多くの可能性を持つ原料などを販売する企業向けのBtoBの営業をしたいと思うようになりました。そして、ボーソー油脂が原料を扱う会社であることを知り、関心を持ちました。
主役になることは少ないですが、「油」は、幅広い提案活動ができる原料だと思いました。 なかでも「米油」は、日本の自給率に唯一貢献する油であり、日本人にとって古くから慣れ親しんだ「米(ぬか)」由来の油です。健康オイルということで、機能性成分が含まれていることも特色です。こうした製品に対する親しみと魅力を感じ、ボーソー油脂を志望することにしました。会社を訪れるとアットホームな雰囲気から、「自分と波長が合う」と直感しました。入社の最終的な決め手は社員の方たちと話をして、「自分の意見を伝えやすく、のびのびと成長できる環境がある」と思ったことです。
実際に入社してみると、私が予想していた通り、社内の人と協力し合う体制があり、他部署の人とも気さくに話ができる雰囲気があります。どんな仕事でも、大変な場面に直面することもあると思いますが、そんな時に職場の人同士が助け合うことができれば、乗り越えやすく、勤め続けやすいのではないでしょうか。
ボーソー油脂では、米油の製造のほか、米油を作る際に発生する副産物から製造される、食用以外の原料も販売しています。私は入社以来、主にそうした「非食品分野」へ、バイプロ品(副産物)を販売する営業を行っています。
千葉県内で就職したいという希望が叶えられ、会社の立地環境に関しては、100%に近い満足感を得ています。最寄り駅からは少し距離がありますが、送迎バスもあり、バイク、自転車での通勤も可能です。
非食品分野というのは、化粧品や工業用途の分野です。バイプロ品とは、米油を精製する工程で取り除かれる脂肪酸やワックス類のことです。 例えば、ライスオイルは、化粧品分野のクレンジングオイルやヘアオイルなどの製品に配合されていますし、脂肪酸やワックス類は、インキ、塗料、和ろうそくなど工業用途の製品に配合されています。資源を活用し、人々の生活に役立つ製品を生み出すことは、とても意義あることだと思います。私たちが販売する原料はそのまま一般消費者に届くことはないものの、さまざまなブランドに配合され、愛されていると考えると、とてもやりがいを感じます。ドラッグストアや雑貨店などで自社製品が配合された最終製品が販売されているのを見た時には、感慨深いものがあります。
当社は社内の雰囲気が良いだけでなく、いろいろな働きやすい制度が整っています。 例えば、スキルアップ・キャリアアップのための資格取得支援などの制度があります。自分が取得したい資格の勉強をして、会社から決められた基準を超えると費用負担をしてもらえるものです。
また、有給休暇は、自分のスケジュールに合わせて取得しやすくなっています。営業職の場合は、お客さまの都合との調整をする必要はありますが、自分でスケジュールを組んで休みを取ることができるのは、大きなメリットです。育児をしながら仕事を続けている社員もいますし、私もこの会社に長く勤め続けることを希望しています。
※遠方に訪問する場合や、早朝、夕方外出の場合は、直行・直帰。