Q.1 お⽶から油がとれるのですか?
A.1
⽶油は、⽞⽶を精⽶するときに発⽣する「⽶ぬか」が原料です。⽶ぬかには約20%の油分が含まれており、貴重な国産油脂原料です。
Q.2 米油はどんな搾油法で製造していますか?
A.2
植物油の搾油法には①圧搾法②抽出法③圧抽法の3つの方法があります。
1.圧搾法
圧搾法は、原料に物理的な圧力をかけて、油を搾り採る方法です。
2.抽出法
抽出法は、比較的油分の少ない原料(大豆・米ぬかなど)に用いる方法で、n-ヘキサンと呼ばれる溶剤を使って油を抽出します。抽出に使ったn-ヘキサンは、油の精製過程で蒸留によって取り除かれますので、製品に残ることはありません。
3.圧抽法
圧抽法は、圧搾法と抽出法を併用した方法です。まず初めに、圧搾法によって原料に含まれる油の大部分を搾油し、引き続いて圧搾法だけでは採りきれなかった油分を、n-ヘキサンを用いて抽出する方法です。比較的油分の多い原料(菜種、コーン、紅花など)に使われる方法です。
米ぬかから作られる米油は、②の抽出法にて製造しております。
なお繰り返しになりますが、抽出に使ったn-ヘキサンは、油の精製過程で蒸留によって完全に取り除かれますので、製品に残ることはございません。
米油は採用基準の厳しい生協様・学校給食・病院給食・こだわり系スーパーなどでも多くご採用頂いております。どうぞご安心ください。
Q.3 米油って初めて聞きました。最近出来た商品なのですか?
A.3
当社は1947年より米油を製造しており、ポテトチップスやかりんとうなどの揚げ菓子をはじめ、学校給食でも採用されるなど、業務用途では以前より広く使われています。実は皆さんの身近な食品にも米油が使われているかも?
Q.4 米油は他の油と何が違うのですか?
A.4
米油は、軽くて香ばしい風味、からっとした仕上がりと口当たりの良さが特徴の油です。米ぬか由来の天然栄養成分、特に酸化防止効果のある成分が豊富に含まれている油です。酸化に強く、お料理が冷めてもカラッとした美味しさが長持ちします。また、「油酔い物質」の発生が少なくキッチンが油臭くなりにくいため、快適にお料理を楽しめます。
Q.5 米油にはどんな栄養成分が含まれていますか?
A.5
ビタミンEや植物ステロールをはじめ、γ-オリザノールやトコトリエノールといった栄養成分が豊富に含まれています。
Q.6 カロリーはどれくらいですか?
A.6
植物油のカロリーは、油の種類にかかわらず1gあたり9kcalです。
Q.7 米油はどんな料理に向いているのですか?
A.7
米油はさらっと軽い風味でクセがないため、あらゆるお料理にお使いいただけます。揚げ物、炒め物からドレッシングまで幅広くお使いいただけますが、特に揚げ物はカラッと揚がりおすすめです。
Q.8 子どもが食物アレルギーなんですが、米油を使っても大丈夫でしょうか?
A.8
米油には厚生労働省指定の特定原材料等28品目は使用しておらず、また当社では大豆油を製造していないため大豆成分混入の心配がありません。ただし、米にアレルギーをお持ちの方はご注意ください。
Q.9 米油の原料について、原産地はどこですか?
A.9
家庭用の米油は国内産の米ぬかを使用しております。なお、都道府県や市町村単位での産地指定は行なっておりません。
Q.10 食品の残留放射能が気になるのですが、米油は大丈夫ですか?
A.10
定期的に米油の放射能検査を行なっており、検査結果は当サイトにて公表しております。
Q.11 米油の残留農薬は大丈夫ですか?
A.11
最終製品(食用こめ油)について、検査を実施しており食品衛生法の基準値以下であることを確認しています。
Q.12 米油の中に白い結晶のようなものが浮いているのですが、使っても平気ですか?
A.12
冬季に油が白く濁ったり、固まったり、白い結晶(沈殿物)が生じることがありますが、これは油の成分の一部が凍って起きる現象です(油も低温になると凍ります)。米油は油のなかでは比較的凍りやすい部類で、他にはオリーブ油、ごま油なども凍りやすい油です。この結晶は温めれば溶けますので品質には問題なく、そのままお使いいただけます。
Q.13 油が劣化したときの目安は何かありますか?また、米油は揚げ油として何回ぐらい使えますか?
A.13
油の種類にかかわらず、「色が濃くなった」「揚げ物をしたとき泡立ちが激しくなった」「加熱時に嫌なにおいがする」「冷えた油の粘度が高い(ドロッとしている)」「油切れが悪くなった」ときは油が傷んでいますので、新しい油にとりかえましょう。揚げ油として何回くらい使えるのか――よくいただくご質問ですが、これは揚げ物の種類や温度、時間、頻度などにより大きく変わってきますので、「何回まで」と明確にお答えするのは非常に困難です。米油は、高温での加熱安定性が要求される揚げ煎餅(200℃以上の高温で揚げます)やポテトチップスでも使用されており、加熱安定性が良い油として知られています。
Q.14 油はどのように保存したら一番長持ちするのでしょうか?
A.14
油の劣化(酸化)は、「温度が高い」「酸素に触れる面積が大きい」「光を浴びる」ことで酸化の進行が早くなります。よって、油を保存するときは、「光を遮り、涼しい場所で、なるべく酸素に触れないように」保存することが大切です。
Q.15 米油の賞味期限は何ヶ月ぐらいですか?
A.15
賞味期限とは、商品に表示された保存方法に従って未開封で保存した場合、おいしく食べられる期間を示したものです。油の賞味期限は原則として容器の種類によって決まり、例えば缶の容器では製造後2年、ペットボトルでは1年※となります。
※当社の一部商品では、油を酸化から守るボトルを採用しており、賞味期限を1年以上に設定している商品もあります。
いずれの商品も開封後は冷暗所に保管し、1~2ヶ月以内を目安にお召し上がりください。
Q.16 賞味期限を過ぎた米油は使用できませんか?
A.16
品質や風味が劣化している可能性があり、ご使用を控えていただくことをおすすめしております。またすでに開封されている場合や日光の当たる場所、高温になる場所で保管されていた場合は、品質劣化が進行していると考えられますので、必ずご使用をお控えいただきますようお願い致します。
Q.17 こめ油500gや玄米油600gとそれ以外のグラムの米油でパッケージが違いますが、中身もなにか違いがあるのでしょうか?
A.17
中身の違いはございません。そのため、お好きな容量、デザインをご検討ください。